「生姜の王様」と呼ばれる金時生姜の販売を始めました。
金時生姜は、日本の風土、水、土壌で確立された品種で、栽培に手間がかかるのであまり市場に出回っていません。
一般の生姜と比べてかなり小さく、スパイシーな香りとマイルドな辛味が特徴です。辛味の成分ショーガオール、ジンゲロール、香りの成分ガラノラクトンを多く含み、小ぶりなのにその栄養成分が大変豊富なことが「生姜の王様」と呼ばれる由縁です。
中でもジンゲロールとガラノラクトンは、通常の生姜の約4倍もの量が含まれています。
このジンゲロールとガラノラクトンという成分は、血管を拡張して血液の流れを良くし、身体を温める効果がある他、抗炎症作用があり、膝などの関節の痛みを和らげることが様々な研究から報告されています。そこで木の花ファミリーでも、メンバーの中に膝の痛みを訴える年配者がいたことから、この金時生姜を育てることとなりました。
生姜の成分の様々な働き
〈体を温める〉
生姜は体を温めることがよく知られているように、ジンゲロールやガラノラクトンには、冷えなどで細くなった血管を拡張させる働きがあり、血行を良くして冷え性や体のこわばりを改善し、老廃物などの排出を促します。また、ジンゲロールは加熱されると、ショウガオールという熱を作り出す働きを持つ成分に変化するため、さらに体を温める効果が高まります。体温を1℃上げると免疫力は30%高まるとも言われ、生姜は風邪などの様々な病気の予防にも適しています。
〈膝の痛みを和らげる〉
膝の痛みの原因として、膝のクッションの役割を果たしている軟骨がすり減って炎症が起こる「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」が挙げられます。ジンゲロールには抗炎症作用があり、炎症を抑えることで痛みを和らげ、軟骨の破壊を防ぐことが報告されています。実際に、生姜の生産日本一の高知県の生姜農家の方々には、膝を使う作業が多い中で膝の痛みを訴える方がほとんどおらず、マイアミ大学の実験では、生姜エキスを6週間摂取したグループでは変形性膝関節症の人の4割の痛みが和らぐという結果が出ています。また、2014年の国際変形性関節症学会でも、生姜を摂取すると変形性膝関節症の痛みが軽減することが報告されています。
その他にも、脂肪の燃焼促進や、咳や喉の痛みの緩和、胃腸の働きを活発にするといった様々な働きで、古くから漢方などでも重用されてきた生姜。その中でも「生姜の王様」と呼ばれるほど栄養豊富な金時生姜を、日々の食卓へ取り入れてみませんか?
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