日本みつばちのハチミツとミツロウの販売を始めます

本日より、カフェ&ショップ ロータスランドにて

「日本みつばちの貴重な蜂蜜」の販売を始めます

日本の在来原種、日本みつばち

日本みつばちは、古来より北海道と沖縄を除く日本列島の広範囲に生息してきた、在来の野生みつばちです。木の洞(うろ)などに巣を作り、多様な花の蜜を集めながら、花々の受粉を助けることで、植物たちの命をつなぎ、生態系を豊かにする大切な役割を果たしてきました。

現代の養蜂のほとんどは、ヨーロッパやアフリカ、中央アジアを原産地とする西洋みつばちが用いられています。日本でも、明治時代に輸入されて以来、西洋みつばちが養蜂の主流となってきました。その理由は、西洋みつばちの飼いやすさにあります。

日本みつばちよりもオレンジ色の濃い西洋みつばち

西洋みつばちは、人間が用意した巣箱にいったん住み着くと、多少の環境の変化があってもそこに住み続ける習性があります。また、長い距離を飛んで多くの蜜を集める能力があり、日本みつばちの3倍から4倍もの蜂蜜が採れます。
日本の在来種ではないため、環境に適応できず、日本で野生化することはほぼありません。そこで養蜂の現場では、西洋みつばちが快適に過ごせるよう、常に養蜂家がみつばちや天候と対話しながら、注意深くお世話をしています。言わば、人間とのコラボレーションによってたくさんの蜂蜜を生み出してくれるパートナーなのです。

西洋みつばちの養蜂

一方、日本みつばちは、温和な性格でめったに人を刺すことはありませんが、振動や騒音などにとても敏感に反応し、周辺環境の悪化によって突然いなくなるという特徴があります。そのため、飼うことが非常に難しく、蜂蜜も大変希少です。

現在の日本国内に流通している蜂蜜の9割以上は、海外からの輸入(主に中国)に頼っています。国産の蜂蜜はわずか7%ほどであり、その中でも日本みつばちの蜂蜜は0.1%しかありません。そのため、日本みつばちの蜂蜜は「幻のはちみつ」とも呼ばれています。

 
特定の花から蜜を集める習性のある西洋みつばちに対し、日本みつばちは様々な花から蜜を集めます。そのため、日本みつばちの蜂蜜は濃厚な百花蜜となり、ほのかでやさしい酸味が感じられます。また、花粉を多く含み、栄養価が高いことも特徴です。
近年では、日本みつばちを趣味で飼育する人が増え、静かなブームとなっており、テレビや新聞で取り上げられることも多くなってきました。

様々な花から花へ飛び回る日本みつばち。足に付けているのは「花粉だんご」

この貴重な日本みつばちの蜂蜜と共に、ロータスランドでは
同じく大変希少な「日本みつばちのみつろう」も販売します。

用途に応じ、様々な製品があります

 日本みつばちのみつろうの特徴

● プロポリスを含まず肌にやさしい
日本みつばちはプロポリス*を作りません。プロポリスには刺激性があるため、プロポリスを含まない日本みつばちのみつろうは肌にやさしく、手作り化粧品などに向いています。

● 保湿力が高い
日本みつばちのみつろうはエステル価が高く、保湿力に優れています。

● 良質で 変質しにくい
西洋みつばちと比べて酸価(油脂の精製及び変質の指標となる数値)が低く、良質なみつろうです。

*プロポリス・・・巣をバクテリアやウィルスから守るために、みつばちが集めたハーブや樹木の新芽と、自らの酵素成分を含む唾液を混ぜて作ったもの。

みつろうは、みつばちが巣を作る時に腹部の蝋分泌腺から分泌するロウ成分です。主成分は、「ワックスエステル」という、人間の皮脂の中にもあり、肌になじみやすい優れた保湿力を持つ油脂。化粧品やキャンドル、ワックス、食用など、様々な用途に活用でき、まさに宝物のようなみつばちからの贈り物ですが、とりわけ日本みつばちのみつろうは、使うことでその質の良さを実感できます。
実際にみつろうの精製や加工を担当しているスタッフのミホさん曰く、「とにかく香りが良く、ピュアな感じ。」
クリームを作る際のオイルやエッセンシャルオイルの配合も、通常より少なくて済むのだとか。加工をしながら日本みつばちのみつろうに触れているだけで、「なんだか幸せな気持ちになった」そうです。

みつろうのキャンドルはススを出さず、オレンジ色の柔らかい火がゆっくりと燃焼し、マイナスイオンを発してお部屋を浄化します。

日本みつばちの蜂蜜もみつろうも、追ってネットショップでも販売を開始しますが、まずはロータスランドで先行販売いたします。

皆さまのご来店をお待ちしております!

 

ともこ日本みつばちのハチミツとミツロウの販売を始めます